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カロチノイド & アスタキサンチン

2023年 04月 27日
カロチノイド色素

カロチノイド色素についてまとめてみる。
吾輩の知識と、web検索などで情報収集。参照サイトは単一ではない。
「カロチノイド」 1-カロテン類 2-キサントフィル類 –アスタキサンチン –カンタキサンチン –ベータ・クリプトキサンチン –カプサンチン –ルテイン
全合成できるのは、植物のみ。 動物は、蓄積。
例えば、カエデの葉の色素:
緑葉:chl-A -X
黄葉:lutein ---flavonol -X ---flavon -X
オレンジ葉:beta-carotene -X ------violaxanthin
赤葉:anthocyanine -X ---lycopene -X
と言われる。後ろにつけた-X は, 植物のみの色素で「動物の色素形成」には無縁の化合物。
(他の機能;ストレス解消とか・・あるらしいが、詳細はよくわからない。)
例えば、キョーリンの最高級メダカ餌s.or では、 原料としてオキアミミール、 成分としてカロテノイド類。 匂いは、「エビ」臭い。そして濃い煉瓦色か。
メダカには::アスタキサンチン。
オキアミも、元はと言えば、 植物性プランクトンから、カロチノイドを摂っている筈。
これを使って、どの程度、赤くなるか。
- 金魚もそうだと思うが、 純粋の「赤」というより、 「朱」と言ったほうが正しいかもしれない。
-- 吾輩がここで飼育試験するいきもの、は全て 元々は赤い色は示さないが、 1- (濃くなるように最適化された)遺伝子構成 2- エサからの摂取。 により、 濃い橙(朱)から赤橙(red-orange か) まで、発色可能になると推定される。
脊椎動物;
アスタキサンチン>>>
メダカ(「楊貴妃」以後の朱赤系統)。
以降は推定の域::: ヒョウモントカゲモドキ(tangellin), ニシアフリカトカゲモドキ(red 系)、 ソメワケササクレヤモリ(濃茶とかcoralRedとか呼ばれるmorph)、 など。
無脊椎動物では、 オカダンゴムシ(redとかSt.Lucia由来とか)
カンタキサンチン>>>
赤カナリア(元の商品名:ロシュ;カロフィル{レッド})
これ以外は、不明。
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アスタキサンチン

これが、C40H52O4 のアスタキサンチン。
astx
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astx.fig

植物では、藻類、が合成していると言われる。

日本の会社では、2016年頃から「ヘマトコッカス藻」を大量培養して工業的に大量生産していると言われる。

動物の、オキアミ、エビ、タイ、サケが蓄積しているのが知られているらしい。

甲殻類では、殻に。マダイでは、体表の赤。サケ類は、筋肉。

例えば、アメリカザリガニが有名。生きているうちは、タンパク質とアスタキサンチンが結合して、可視的に「黒っぽい青っぽい 赤っぽい」色。一旦茹でて、タンパク質と切り離してアスタキサンチンが分離すると、濃い赤が発色する。

サケの切り身は、赤の度合いが様々なのは、アスタキサンチン含有量だ。

そういえば、鶏卵の黄身はもろに色素を反映するらしい。アスタキサンチン含有餌を雌鶏に食わせると、赤い「黄身」が出現と。

SuperOrange 餌も、工業生産品を入れていると推定している。真の「赤めだか」がブームになったのは、2016年以後だから。


錠剤。例えば、これ;
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1
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このようにして使う(=冷凍解凍赤虫にdipping)
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par
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